振付は完全に覚えたら、
1度忘れてください。
先日のオンラインレッスンにて。
生徒さんに言った私のアドバイスです。
「フラメンコが上手になる、
という観点からのアドバイスとして
完全に覚えた
セビジャーナスの振付を忘れて下さい
そして
セビジャーナスの練習をしないでください」
セビジャーナスに限らず
覚えた振付を忘れないで
いつでも踊れるようにしたい。
そういう自分の
希望と楽しみで練習するなら
止めないです。
それで気分が良くなったりするなら
その方がいいと思うしね。
でも
練習をしないと下手になる、
上達しない、という
理由で練習をしているなら
やめてほしいなって思うのね。
いつも言うことは
フラメンコに関しては
自分で考えて練習したりすると
上達できないよってこと。
そもそも
練習した方が上手になるよ、とはいうけど
「セビジャーナスを忘れないように練習してね」って
話したことは一度もないのにね。
なんで練習するんだろう~
きっと
楽しいからだろう~って私は思っていた。
しかも
セビジャーナスに関しては
練習しなくていいってハッキリ言ってないにしろ
それに近いことは
何度も話している。
セビジャーナスっていう演目は
人気があって
スペインの盆踊り的な部分があって
構成上簡単。
だから
最初に習う事が多い。
だけど
本当にコスパが悪いな~
っていうのが私の本音。
かけた労力に対して
かえりが少ないんだよね。
私はフラメンコ初心者の頃から
セビジャーナスは片手間のお楽しみでいいって
割り切っていました。
ほかの
ゴリゴリのフラメンコ曲に時間を割いた方が
楽しいし
フラメンコは上達する。
生徒さんというのは
まず
セビジャーナスを4番まで踊れることにこだわるし、
踊れないと一人前じゃないって思っている。
実際そういう考えの指導者もいるだろう。
でも
私は
セビジャーナス1番だけでも
完璧に踊れていないのに
よく4番まで踊れることにこだわるよね~
っていう考えなんですよね。
勘違いしないで欲しいのは
セビジャーナス1番だけ
完全に1人で踊れるようになれば充分楽しめる、ということ。
まずは
そこを目指せば良いのにね~ってカンジ。
厳しい言い方になるけれど
4番までこだわる人の中でも
1番すら
なんだか曖昧な人もいたりするから。
そういうのを
「欲張り」って言うんだよ~カンジです。
欲張っていいけれど
そこまで
時間を割いて労力かけれる??
セビジャーナスは片手間のお楽しみ
だから
私がフラメンコショーでは踊る事は少ないです。
有名なフラメンコダンサーが
セビジャーナスを踊っているのを
あまり観たことがないと思う。
でも
私服で軽く踊っているのは
観る事はあるよね~
なにを練習しても良いし
どの曲を頑張るかは
自分の好きにして良いけれど。
もし
上達したのであれば
振付は完璧に近い状態で覚えたら1度忘れてしまいましょう。
そして
バージョンアップしてから
その曲を踊ることにしましょう。
そうしないと
なおした方がいいクセとか治らないから。
今一度
自主練習の参考にしてみてくださいね~
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