私が始めてフラメンコを
教えた生徒さんについて
ふと思い起こしてみると
私がフラメンコを教え始めて
9年の月日がたった。
フラメンコを教えることになるなんて
夢に思わない人生だった。
しかし
「人の教える」ということは
割と向いている方だとは思う。
会社勤めの時は
一時期
「新人教育」を任されていたこともあった。
面倒見のいいタイプでは
もともとない。
だから
最速で覚えてもらうために
クールで対応できるところが
いいのかもしれない。
しかも
わからない人に対してあまりイライラすることがなく
気長に対応できる。
というか
生死に関わることではない限り
そこまで重要ではない、
というのが
私の基本の考え方なので
仕事の失敗くらい、大したことではない、と
思っている。
(逆に私の上司をいらだたせていたかな?)
フラメンコに関しても
以下同文っていう感覚で
そもそも踊るということは
人生の余白、
お祭りごと。
人生を彩るツールなので
余裕のある人が
お楽しみでやれること。
生きるか死ぬかの状態では
踊っている場合ではないから
フラメンコができているだけで
充分シアワセ、ということではないでしょうか。
今日の朝、
理由はよくわからないけれど
私が始めて教えた生徒さんのことを
ふと思い出した。
その生徒さんは
お孫さんがいる年代の
明るくって、華やかで、
踊る事が大好き。
フラメンコを習い始める前は
社交ダンスを
習っていたとのこと。
初めてのフラメンコ体験レッスンで
その生徒さんが1人だった。
体験レッスンが始まる前にもう私に
「先生、私習うからよろしくね~」と
明るくのたまう。
私は
「体験レッスン終わってから考えてくださいよ~」
なんて言いながら
フラメンコレッスンを始めた。
次の生徒さんが入ってくるまで
個人レッスン状態がどれくらいか
あったけれど
その生徒さんは
私に何度も
「ゆかり先生。
これからたくさんの生徒さんを教えることに
なると思うけれど
始めて教えた私のこと
ゼッタイ忘れないでね!!」
と言っていました。(笑)
「初めての彼氏みたいなこと言ってくるな~」
というのが私の感想。(笑)
彼女がどれくらいでフラメンコをやめたか
記憶が定かではないけれど
「初めての彼氏ならぬ生徒アピール大作戦」は
何度も言われたので
ふと数年たった今
思い出してしまった。
ので
記念にブログに書いておきますね。
確か
1年前くらいにどこかのお店でばったり会って
今は
フラダンスをやっているようなことを話した記憶が・・・
というか
彼女のセリフの忘れないでアピール以外は
全然記憶に残らなくなってしまった。
久しぶりのお会いしても
相変わらず
明るくて華やかで
安心しましたよ~~
忘れてませんよ~~
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