クレームは言われる側の方が
お得なだけという話。
(言う側は損)
クレーム。
提供されているものに対して
不満がある場合の
お客様のご意見。
私は
どちらかというと
クレームはしっかり言う方で(笑)
今までも
結構言ってきているけれど
今更だけど
クレームを言う方は疲れるし
その後の対応で
良い結果に転べばいいけれど
そうじゃない場合も多い。
過去に
頭痛がするぐらい怒ったことがある。
頭痛持ちではないのに
怒りすぎて
寝込んでしまった。
それは
父がすい臓癌で入院したときの
看護婦さんの対応が
あまりにもひどかったので
直接本人にブチ切れてしまった。
その看護婦さんは
おそらくベテランで
今までそのような態度でも
キレられることがなかったのであろう。
(病人の本人は弱気なので、
そんな元気はないだろうし)
婦長さんを
呼び出して言いたかったけれど、
もうあえて直接本人に怒りをぶつけよう、と思った。
その後
ずっと父を担当するのだから
微妙な判断だったかもしれない。
近くにいた親戚も
「ゆかりは悪くない」
話を聞いた
妹のダンナさんも
「お姉ちゃんのそんなこと言わせてはいけない。
オンナだと相手にされない可能性があるから
オトコの僕が言った方がいいでしょう」
と言ってくれたりした。
しかし
その看護婦さんは態度を一変して
それからは丁寧に対応するようになった。
本心は
私にキレられるのがもうイヤなだけかもしれなかったし
私も頭痛になるのはもうごめんだったので
なかったこととして
多少のきまずさはあったけれど
父は良くしてもらったみたいで安心した。
この例は
良い方に転んだ例だけど
だいたいは
良くはならなくて
そこから何かを提供してもらうことを
やめることになる。
クレームは言われる側の方が
ゼッタイにお得。
例えば
私が生徒さんから何かしら「不満」を聞くと
ラッキーと思う。
だいたいのオトナは
悪者にはなりたくないから
態度に出るくらいで言葉にはしない。
先生業を長らくやっているので
生徒さんの態度をみれば
だいたいの事がわかるようになってきた。
しかし
昔はさっぱりわからなかったので
言葉にしてもらうと
考えていることがわかるので
有り難い、と思ったし
本心がわかるので「そういうことなのね」
と合点がいく。
ただ
不満をもった時点で
その不満が解消されなければ
やめることになるから
言う側としては
お得ではないかもしれない。
私自身も
最近は不満がある場合はすぐに諦めて
他を探すようにしよう、という考えに今はなった。
クレームを言ってくる相手には
やっぱりなかったように対応するのは
難しいと思うし
気まずさが残る。
最初から
キチンと対応してくれる所を探して
そうじゃなければ
あきらめて次に行くのが賢明だと
やっと気がついた(遅い?)
私も少し人が悪くなったのかもしれない。
クレームというのは
情報なので
言われれば得なのです。
そこを改善すれば圧倒的に良くなるのだから。
つまり
「耳のイタイ話は成長のヒントになる」ということ。
改善される可能性が低い相手に
情報(クレーム)を与えたくない、みたいな。(笑)
<耳の痛い話ほど価値がある可能性がある>
このことに気がつくと
成長できるかもしれませんね。
Comments