アナタは
真実が知りたいタイプ?
それとも
楽しければそれで満足タイプ?
20年ほど前の映画になるのでしょうか。
「マトリックス」という
キアヌ主演の人気映画。
スゴく
衝撃的で好きな作品です。
なぜなら
これはファクションではなく
現実に起こる未来に近い話だろう、という予感があったから。
ストーリーは
なんとなく充実する人生を送りながらも
なんだか虚無感を覚える主人公が
突然何者かに拉致されて?
選択を迫られる。
「真実を知りたいか、このままでいいのか?」
何色か忘れたけれど
赤い錠剤
もしくは黒い錠剤。
赤の方を飲めば
真実を知ることができる、どうする?
(赤じゃなかったかも?)
主人公は
真実を知ることができる錠剤を選び
その驚愕する世界の救世主に任命される。
真実の世界というものは
人間がコンピューターに支配されていて
みんなフィクションの世界を見せられて生きている。
実際は
脳がコンピューターに接続されていて
夢を見ながら生きている、というわけ。
フラメンコでも
同じようなことってある。
例えば
初心者さんの習うセビジャーナスという演目。
フラメンコ教室によって
教え方が
違う、というのも
まずは驚くべき真実かもシレナイ。
アウロラでは
セビジャーナスを色んな曲で踊って練習する。
だけど
他の教室では
セビジャーナスの1曲だけでしか
練習しない場合がある。
だから
生徒さんは
その曲がセビジャーナスだと思い込む。
同じセビジャーナスの曲で練習すると
その曲でしか踊れなくなる。
だけど
良いところは
その曲だけはしっかり踊れるようになるし
あまり頭を使わなくてもいいかもしれない。
その曲がかかれば
自動的に動けるようになって
失敗も少ないかもシレナイ。
デメリットとしては
当然
生伴奏で踊る時に慣れてないから踊れない場合がある、
そして
音を聞かないでも踊る事ができるので
テンポが変わったら踊れなくなる場合があるかもしれない。
昔は私もケツがアオカッタ!!
そんなの
ただの体操じゃない?
もっと本当に音楽に乗って踊れるようになったり
フラメンコは生伴奏が本来の形だし
セビジャーナスという曲は
たくさんある、という真実を知ることが正しい。
だから
ちゃんと知った方が楽しいよ?
そんな考え方だったし
人にも強要していた頑固者だった。
しかし
そんなのは大きなお世話だと気がついた。
オトナになった(笑)
私自身の考えは変わらないけれど
本人が楽しければそれでいいと思う。
ましてや
フラメンコは趣味なんだから
気分転換・テンションアップ要因になるなら
そんな良いことはない。
自分の生徒さんに関しては
やっぱり
フラメンコ全体のことを
紹介することはやめない。
そんなの知りたくない、
というタイプの方が
アウロラに来た場合は
アウロラには合わないので
教えることを
お断りすることにしている。
何より
私自身がそこに時間を注ぎたくないし
他にあった環境があるなら
そっちの方が楽しめると思うから。
フラメンコそのものを知ることになる過程は
楽しいばかりではない。
つらい瞬間もある。
だけど
知った方がいい、と私が思うのも
私の選択で自由なので。
強制はしないけれど
私の生徒でいる間は伝え続けると決めています。
フラメンコは
知ってしまうと
本当にシンプルなので
もっと
楽しめるようになる。
自身を持って踊れるようになる。
そういうものなんですよ~。
さて
アナタはどっちタイプ??
アナタは
真実が知りたいタイプ?
それとも
楽しければそれで満足タイプ?
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